ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
現在、回想シーンです
オルソンと会った後、ノアが《戦争卿》を
アーサーだと言い出したときの回想です
アーサーからした匂いが
オルソンのコロンと同じだそうです
まだ回想が続いています
ロナード
「そう言えば今日、オルソンに
《戦争卿》と会ったかって聞いたよな」
リーヴ
「アーサーがオルソンと会った時に
ヒノキのコロンの香りが移ったということ?」
匂いから、《戦争卿》= アーサー
ノア
「うんうん」
「アーサーさんの移り香は消えかかっていたから
朝に会ったんだと思う」
リーヴ
「潜伏中のオルソンが一般市民と接触するとは
考えられない・・・確かに辻褄は合うけど・・・」
ロナード
「しかし、あのアーサーが・・・?
偶然ってことはないのか?」
ノアはモンレインのヒノキと特定
ノア
「ボクの鼻は確かだよ」
「モンレインのヒノキはちょっと独特なんだ
香水とかに使うのは珍しいよ」
リーヴ
「そうね・・・ヒノキのオイルは
デナイ産が一般的なはず--」
アーサーでは年齢が合わない
ロナード
「待て、待て!
そりゃ、おかしいだろ?」
「アーサーがアルト少年と同一人物なら、
オルソンと幼なじみってことだぜ?」
「いくら何でもあいつが
オルソンと同世代ってことはないだろう?」
彼らの技術力で可能に?
クロエ
「・・・でも」
「《戦争卿》はこれまで医学的な実験を
たくさんしてきました」
「見た目を変えているってことは
ないでしょうか?」
「例えば・・・顔コピーの技術を使って
若くみせかけている、とか」
ナハト
「だが、その技術自体は
最近開発されたものだろう?」
リーヴ
「いえ・・・《戦争卿》が年齢を誤魔化すために
人工的な若返りの手術を施しているとしたら--」
「顔コピー自体が
その副産物かもしれないわね」
若返りの技術?
ナハト
「手術で人工的に若返る?
そんなこと、できるものなのか・・・」
リーヴは可能性があると
リーヴ
「そんな技術が確立されたなんて話は
聞いたこともないけれど--」
「生物はみな体組織の再生能力があるわ
これを飛躍的に向上できれば・・・」
クロエ
「再生能力を飛躍的に--」
ナハト
「アイリだ・・・!」
アイリに再生能力向上の技術が
ナハト
「ザイラー商会のビルで瓦礫の下敷きに
なったときも」
「孤児院跡で建物ごと焼かれた後も
何事もなかったようにまた現れた・・・」
「あいつには、
その技術が使用されているのかもしれない・・・!」
クロエ
「・・・・・・」
リーヴ
「彼女を実験台として技術を確立し
《戦争卿》が自分自身を改造しているとしたら--」
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