暁の軌跡をやってみた1227(Bracer’s kitchen! 第9話 その4)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

全チームの試食が終わりました

 

グランセルとロレントのチームも高評価で、

どこが優勝チームとなるのか 楽しみな状況です

 

そして結果発表の瞬間がやってきます

 



優勝チーム発表の瞬間

 

ナイアル

「では、デュナン公爵、お願いします」

 

デュナン公爵

「うむ」

 

主催者らしい挨拶から入ります

 

デュナン公爵

「まずは遊撃士諸君、実に良い戦いを見せてもらった

心も腹も満腹である」

「観客の皆もよくぞ盛り上げてくれた

リベール通信の2人にも感謝するぞ」

 

観客たち

「ワアアアアアア!」

 

ナイアル

「ありがたいねえ」

 

ドロシー

「こちらこそです!」

 

優勝を勝ち取ったチームは・・・!

 

デュナン公爵

「前置きはこのくらいにして・・・

早速、優勝チームを発表しよう」

「リベール王国遊撃士支部対抗 料理大会、

優勝チームは--」

 

画面が揺れます

 

デュナン公爵

「・・・ナシ!!!」

 

観客たち

「?」

 



優勝チーム、ナシ?

 

フィリップ

「なっ--」

 

クローディア

「え?」

 

モルガン

「む?」

 

遊撃士たちも様々な反応です

 

ヨシュア

「!」

 

エステル

「はぁ!?」

 

アネラス

「えええ!?」

 

グラッツ

「どういうことだ!?」

 

カルナ

「ははっ 面白い」

 

ディン

「(ある意味助かった・・・)」

 

クルツ

「ほう 何か理由がありそうだな」

 

エルナン

「そうですね」

 

グンドルフ

「中々興味深い結果だ」

 

アガット

「どこがだよ

やっぱりいつものデュナンじゃねえか」

 

“ナシ”の理由は・・・

 

フィリップ

「(閣下!会場がざわめいております!

この判定に至った理由を--)」

 

デュナン公爵

「うむ 実はおぬしたちの調理を見ていると

腹が減ってな」

「我慢できず、途中で

我が専属シェフの料理を食べてしまったのだ」

「これがまた実に美味くてな

そのあとに食べたおぬしたちの料理の味は・・・」

「正直よくわからんかった!」

 

遊撃士たち

「・・・・・・」

 

自身のシェフが一番だった?

 

デュナン公爵

「なので、優勝者を強いて挙げるとすれば・・・

私専用の超一流シェフとしよう!」

 

シェフ

「デュナン様・・・ありがたき幸せにございます」

 

フィリップ

「(閣下!

ですから私はあの時お待ちくださいと!」

 



デュナンの考え

 

デュナン公爵

「まあ待てフィリップ」

「よくわからんかったとは言ったが、

甲乙つけがたかったというのも事実」

「そう、順位など関係ないのだ!」

「この世界を旅してきた遊撃士諸君にしか

作り出せない味もあるだろう」

「料理とはただ美味いだけではなく

真心がこもっていなければ意味がない」

「食べる者のことを考え、趣向を凝らし

研鑽していく・・・」

「真心を込め、それができる者は皆

超一流の料理人だ」

 

観客たち

「おぉ・・・」

 

皆、納得いったようです

 

デュナン公爵

「このような結果発表となり申し訳ないが

ここはひとつ、納得していただきたい」

「以上だ 第2回の開催は検討しておこう」

「休暇の続きに戻るぞ、フィリップ」

 

フィリップ

「はっ・・・!」

 

「デュナンは満足げに奥へと下がっていった」

 

これにてお開きです

 

クローディア

「本当に叔父様ったら・・・ふふっ」

 

モルガン

「結局我々の票は無効だったわけですな」

 

「こうしてまさかの“優勝チーム無し”という結果で

料理大会は幕を閉じたのであった」

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