ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ボース支部代表チームは致命的なハプニングが
起きましたが、なんとか一品作り上げました
チームワークに問題のある二人でしたが、
最後は(少し)協力的になったようです
時は戻り、ルーアン支部編
背景はグランアリーナです
「ナイアルによるスタートの号令と同時に
各チーム一斉に調理を開始した」
「~ルーアン支部代表チームの隠し味~」
レイス
「よっしゃあ! ディン、カルナさん!
ルーアン支部の実力みせてやれー!」
ロッコ
「ディンのやつ、ヘマしなければいいんだが・・・」
カルナ
「さて、とびっきり美味しいものを作ろうか」
ディン
「は、はい! えーっとレシピレシピ・・・」
食材には思い入れがあります
カルナ
「ディン!
レシピは後、まずは食材からだよ」
ディン
「は、はい!!! それで何から--」
カルナ
「まずはコーンムーバーから取れたコーンを炒めるよ!
すぐ出しな!」
ディン
「コーン・・・
ハッ・・・」
回想になります
背景は山道に変わります
「~数日前、ヴィスタ林道~」
ディン
「ひぃ・・・、カルナさん、
どこまで・・・いくんすか・・・」
ルーアンチームの食材は
カルナ
「食材を集めながらリベールを時計回りに
歩いてグランセルに向かうつもりなんだけど」
ディン
「えっ?」
カルナのほうはやる気です
カルナ
「良い食材がありそうな場所といえば
霧降り峡谷辺りだろうね」
ディン
「ちょっとまっ--」
カルナ
「そういえばこの辺りにも面白い魔獣が--」
このやり方にディンは疑問を
ディン
「カルナさん! ちょっといいっすか!?」
カルナ
「ん? どうしたんだい?」
ディン
「ルーアンから定期船に乗れば
グランセルなんて半日もかからずに着くじゃないっすか!」
「なんでわざわざ遠回りを・・・
しかも魔獣を倒しながらなんて・・・」
カルナの信念
カルナ
「いいかい、ディン
この料理大会は公爵の余興なんかじゃない」
「勿論アタシ自身、
ミラや名誉のために参加するわけでもない」
「あの通知には『今後のリベール王国の発展や
活性化に一役買ってほしい』と書いてあった」
「アタシはその言葉に胸を打たれてね」
「最高の料理を作ることで
それがリベールの未来につながって」
「ゆくゆくはこの動乱の時代が
平和の時代に変遷するかもしれない--」
「そう考えたわけさ」
「たかが遊撃士が何言ってんだって
思うかもしれないけど」
「アタシは美味しい料理ってのには
“それ”ができる可能性を感じている」
ディンに問いかけます
カルナ
「この先、観光客が増えれば
アタシたちの仕事も増えるだろう」
「でもリベールが魔獣だらけの国だったとしたら
アンタは来たいと思うかい?」
ディン
「いえ・・・」
カルナ
「だろ? だからアタシは料理大会と
その先にある事を見つめて行動したいのさ」
ディンは理解してくれたようです
ディン
「・・・カルナさん」
カルナ
「?」
ディン
「半端ねえっす・・・ 俺、感動しました!」
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