ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ナハトたちはエインセル号で
作成開始のタイミングを待っています
アガットとノアも地上で待機しています
ただ、《戦争卿》は用意周到な男で、
この先の出来事を見据えていると思われます
もし、ヨルムンガルドを撃墜されることに
なったとしても・・・
《戦争卿》の考えを読む
ナハト
「もし、そうでないとしたら・・・」
クロエ
「えっ?」
ナハト
「もしヨルムンガルドが撃墜されることを
前提にしていたら・・・?」
すべてを想定するのは難しい
ロナード
「おいおい・・・
何手先まで考えなきゃいけないんだ?」
ナハト
「オルソンはそういった示唆は
していなかったが--」
「リーヴ、その可能性はあると思うか?」
リーヴ
「そうね・・・数々の拠点が発覚している中で
さらなる戦力を隠し持っているとは考えにくいわ」
「だとすれば・・・ヨルムンガルド離脱のケース--」
「公国が勝利することを前提としたケース、
あるいは--」
「ううん、可能性だけを考えれば何でもありだけれど
《戦争卿》にとってのメリットが思いつかない…」
いよいよ声明が終わります
ライトナー(通信)
「こちら、ライトナー」
「飛行船の制御中枢に再アクセスしている
いつでも実行できるぞ」
ジリアン
「了解 制御プロセスに変更なし
ライトナーさん、そのまま待機お願いします」
「みなさん、大公の声明がもうすぐ終わります」
アルバート大公(通信)
「--明日は、皆に笑顔が戻ることを信じている」
「女神のご加護を・・・」
リーヴ
「作戦開始ね・・・」
大公の声明が終わったと思いきや
アルバート大公(通信)
「・・・すまない もうひとつ・・・この場での
私信を許してほしい」
リーヴ
「えっ?」
リーヴに向けてのメッセージ
アルバート大公(通信)
「リーヴスラシルよ、無理はしないでくれ
お前は・・・兄さんたちの忘れ形見なんだ」
リーヴ
「おじさま・・・
まったく・・・公共の放送で何を・・・!」
クロエ
「おお~!
素敵ですね~!」
作戦開始の合図ですが・・・
ノア(通信)
「そうだ、ロナードも何か言ったら?」
ロナード
「は・・・?
な、なに言ってんだ」
ジリアン
「・・・・・・」
ロナード
「い、言うべきことは決まってるけどよ・・・」
ジリアンは冷静に進めます
ジリアン
「声明終わりました
ライトナーさん、制御プロセス実行お願いします」
ライトナー(通信)
「承知した・・・
いいのか?」
ロナード
「くっ・・・俺の話は
あのデカブツを墜としてからだ!」
「その後--
ヨルムンガルドはゆっくりと動き始めた」
ヨルムンガルドの移動に成功
公都警察隊員(通信)
「こちら地上司令部
ターゲットの挙動を確認!」
「所定位置に達したところで砲撃を開始する!」
「ヨルムンガルドは振り子のように船体を揺らし
公宮から海へと離れだした」
クロエ
「あれ・・・
何か不自然な動きをしていますけど?」
リーヴ
「成功ね・・・!
あれは想定した動きよ」
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