ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ナハトたちが連れてこられた廃墟となった町、
ここがエイヤの “始まりの地”だそうです
ここで始まったとなると、そんなに大昔では
ないと思われますが、
リーヴは すでに気付いていたようです
リーヴが 5、60年前では? と言うと、
長はそれを認めます
長は決心しました
長
「さて、お客人がた--」
「あなた方はこの地に滞在して
私欲に走らず、多くの恵みをもたらしてくれた」
ナハトたちを褒めてくれます
長
「リーヴ嬢は農地の改善を提案し--」
「皆で魔獣から民と町を守り
罠の修理を手伝ってくれた」
ロナード
「魔獣については
俺たちが招いた種だしな・・・」
クロエ
「当たり前のことをしたまでです!」
ノアがここに来たことも
長
「ふふ・・・それに何より
この子を連れてきてくれた」
ノア
「ボク?」
長
「うむうむ・・・」
エイヤの始まりを話すことに
長
「あなた方は、我がエイヤの民の友
なれば、この地の始まりについて話そうと思う」
ナハト
「エイヤの始まり・・・」
長
「あれは・・・そう、私はまだ
ロマくらいの年だったかの--」
ここに来た頃の話です
背景は雪山(の島)になります
長
「この島--火山について研究をしていた、
ある学者がいた」
「私の父は、野外活動に長けたレンジャーでな
その学者のフィールドワークを手助けしていたのだ」
たくさんの人を募って来ました
長
「ある日 学者は更なる調査を行うため、
仲間たちと船でこの島に渡ることを決意した」
「調査船に乗船した者は数十人ほど
学者とレンジャーたち それから--」
「戦災や貧困から逃れ、行き場のなかった人たちが
仕事を求めて集まった」
薬のばあさんの若かりし頃
背景は元の廃墟に戻ります
長
「薬のばあさんは、その学者の一人娘でな
美しいお嬢さんだった」
ロナード
「へえ
ベリンナさんが?」
長
「今と変わらず気は強かったがの」
ロマの曾祖父もいました
長
「ロマの曾祖父さんもレンジャーだった」
ロマ
「私のひいおじいさん・・・」
最初は調査のための集落
長
「最初の調査で、この島には人が住める
巨大な洞窟があることが分かった」
「そこで、継続的な調査が行えるよう、
この場所に小規模の集落を作ったのだ」
「学者たちは、ひと通りの研究を終えたら
引き上げるつもりだったのだろうが・・・」
しかし調査どころではなかった
背景は雪山(内陸)になります
長
「食糧不足に魔獣の群れ・・・最初の冬は
想像をはるかに超え厳しかった」
「研究どころか生き抜くことで
精いっぱいだった」
「学者たちは研究よりも
住環境を整えることを優先した」
役割分担の結果、社会の形成に
長
「狩りができる者、料理が得意な者、
農業の心得がある者、それぞれ役割を担い--」
「エイヤの集落は
小さな社会として機能していった」
「そして、集落で指揮を執っていた学者は
いつしか“長”と呼ばれるようになったのだ」
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