ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ロナードはオルソンを元マフィアだと
推理しています
しかし、マフィアの時代があるなら
警察のほうで調べ上げられているのでは?
という疑問もあります
元マフィアの調査
ロナード
「例えば--若い頃のオルソンが
警察も目に留めないような小者だったとしたら?」
大金が消えても騒ぎにならない
ロナード
「裏社会で消息を絶つ奴なんてごまんといる
まとまったミラが消えることもしょっちゅうだ」
「“ライアットVCの創業資金は確かに大金だが
一企業の創業資金として見ればそれ程のものじゃない」
「ごくごく普通の規模の会社を立ち上げたところで、
ニュースになることもないだろう?」
「同じように、その程度のミラが裏社会から消えても
マフィアたちが大騒ぎすることもない」
小者マフィアを しらみつぶし調べる
ロナード
「--そんなわけで過去のクロスベルマフィアから
消息を絶った小者をピックアップしていったんだ」
「候補はたくさんいたが
ひとり、引っかかる奴がいてね」
「そこでクロスベル警察に立ち寄った時
膨大な資料を取り寄せたんだ」
「情報が洩れても狙いを悟られないように
交通違反の切符から飲食許可証まで・・・」
ナハト
「まさか、全部調べていったのか?」
ロナード
「ま、それが警察の捜査だからな」
ノア
「ナハト君が牢屋にいた間、ロナードは
ずっと部屋に引きこもって調べていたもんね~」
「ボクがロナードのごはんを用意してたんだよ」
ロナード
「ああ、ノアには世話になりっぱなしだったな」
オルソンを特定?
ロナード
「それで、だ・・・
話は40年近く前に遡ることになる」
ダニーという青年
黒服たちが酒場にいる背景になります
<暁の軌跡-ダニー>
ロナード
「クロスベルに、ある一人の青年がいた
通り名は “賢者”のダニー」
そいつはシティボーイズという
極小マフィアのさらに下っ端者だった」
ナハト
「・・・なんか、いかにも小者っぽい名前だな」
ロナード
「当時はイカした名前だったのかもしれんがな
街のチンピラが成り上がってできたそうだ」
「奴らの仕事は大物マフィアの使い走りが
ほとんだだった」
「危険な運びに、抗争では最前線に立たされ--
いつもハズレくじを引かされるようなもんだ」
酒場の喧嘩で記録が残る
ロナード
「だが、その下っ端連中には
いつも活気があったそうだ」
「“いつか大きなことをやってやる!”と
毎晩、酒を酌み交わし夢を語り合っていた」
「ある日、それを茶化した酒場の客と
喧嘩になったらしくてな、その調書が見つかった」
「ダニーは本業で逮捕されたことはなかったんだが
喧嘩騒ぎの一件が唯一、資料として残っていたんだ」
ダニーはモンレインを工業都市へと
ロナード
「他にも、モンレインを工業都市に発展させるって
酒場で息巻いていたそうだ」
ナハト
「モンレインを・・・!」
ロナード
「当時のモンレインは大きな産業もない
最果ての田舎町だったんだぜ?」
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