ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ミスターホワイトとの取引を終えたナハトは
ロナードのアパートに帰ってきました
これからは、ミスターホワイトの情報をもとに
捜査を行うことになります
オルソンの過去
背景は例の写真(オルソンの子供時代)になります
“ライアットVC” 以前のオルソン
ロナード
「モンレイン出身のニールという少年が
消息を絶って数十年後--」
「経済界に彗星の如く現れたベンチャー企業がある」
「その名は“ライアットVC”」
「創始者であるオルソンは
華々しく財界デビューを果たしたわけだが・・・」
「奴の過去に関する記録は一切存在していない」
背景は戻り、ロナードの部屋です
ロナード
「--だが、本当に過去が無いわけじゃない」
ナハト
「ああ 過去の記録がない時期、
“全くの別人”として生きてきたってことだな」
ロナード
「そして、資金を調達したことで
オルソンという全くの別人になったわけだ」
オルソンを過去を隠す理由
ロナード
「では、オルソンを名乗る前の過去を抹消する必要が
あるとすれば、理由はなんだと思う?」
ナハト
「・・・過去の自分との繋がりが明らかになっては
困るから、か?」
ロナード
「その通り」
ロナードはオルソンの正体を・・・
ナハト
「となると・・・別人となり、過去を抹消するために
《戦争卿》がスポンサーとして資金提供を・・・?」
ロナード
「それも考えたが
もうひとつ気になることがあってな--」
ニオイで正体を感じ取る
ロナード
「オルソンと接したとき
独特のニオイってもんを感じたんだ」
ナハト
「ニオイ?」
ノア
「うんうん 本物のオルソンさんは
ヒノキの香りがするよね~」
ロナード
「あのな・・・そいつは愛用しているコロンとかの話だろ?
俺が言っているのはそういうことじゃねぇよ」
「俺がクロスベルで追いかけていた連中と
同じニオイがしたのさ」
ナハト
「犯罪者--
裏社会を生きてきた人間のニオイか」
オルソンはマフィア?
ロナード
「そう それもマフィアだ」
「最初は単なる勘だったがな」
「だが、考えてみりゃあ
色々とつじつまが合うんだよ」
「マフィアとして地位を確立すれば
ものの数年でひと財産くらい稼げる--」
「頭のキレる奴なら、摘発されない
ギリギリのラインってのも心得ている」
「裏社会で経験を積み、後に実業家になった奴は
他にもいるが大抵、過去を伏せているんだ」
だとすると、おかしな点も
ナハト
「・・・だけど、マフィアだったら
とっくに調べ上げられているんじゃないのか?」
ロナード
「ごもっとも
俺もそう思ったんだけどな・・・」
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