ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ついに 「絵空の記憶」シリーズも 最終章です
ナハトは “自分の事を誰も知らない”と言う 異世界に
入り込んで このシリーズをスタートしましたが、
いまだ脱出する事ができていません
3回目のナハト自室です
--ナハトの自室--
ナハト
「・・・・・・」
「・・・朝・・・」
説明
「ゆっくり起き上がり、導力時計を確認した」
「--12月24日 AM9:00--」
ナハト
「3回目のクリスマスイブだろうな」
「あの声・・・一体何者なんだ・・・?」
「なぜ俺をこんな所に・・・」
「ひとまず、状況の整理をしよう」
とりあえず現時点の考察です
ナハト
「1回目のクリスマスイブの前に俺がいた世界が
間違いなく現実の世界だ」
「日付は12月23日だったのも
覚えている」
ナハト
「その日の夕方、俺は強制的に1回目の
12月24日に飛ばされた」
「そこで試験班のメンツに会って、
ロナードからココの情勢を聞いて・・・」
「1回目が終わり、すぐに
2回目の12月24日が始まった」
ナハト
「俺はクロスベル市内にいる知り合いを
尋ね歩いたが」
「誰からも、“ナハト・ヴァイスを知っている”
という答えは得られなかった」
「そして、旧市街からは人が消え、
ロナードたちにも会えなかった--」
「俺の行動のせいなのか、それとも
この世界を操っている“あいつ”のせいなのか」
“あいつ” とはカンパネルラですね
ナハト
「分からないことばかりだが、
少なくとも多少の変化は起きている」
「この夢に変化を与え続ければ
もしかすると・・・」
「可能性は低いかもしれないが、
やるしかないよな」
「--行くか」
背景が真っ暗になります
「変化を与え続ける そう決意を持って
家を出るナハトだったが」
「間もなく、その決意は
砕かれることとなる」
パターンを変え、港湾区です
どっちみち、遊撃士協会に行っても
ナハトの存在がないわけですからね
魔獣?
「グオオオオ」
ナハト
「なッ・・・!」
「魔獣!?」
画面が揺れます
魔獣?
「グオオオオ」
「“昨日”まで大勢の市民で
賑わっていら港湾区には」
「大量の魔獣が現れていた」
ナハト
「おかしい・・・ 1回目とも2回目とも違う」
「どうして魔獣がクロスベル市内に?」
「みんなは--」
再び画面が揺れます
魔獣?
「グオオオオ!!!」
ナハト
「こいつら、空に向かって吠えてる?」
「何か来るのか?」
「ナハトは咄嗟(とっさ)に ハルバードの銃口を
空に向ける」
大ボス(?)の登場でしょうか
ナハト
「・・・なんだよ、あれ・・・」
「銃口の先にいたのは、
巨大な“魔獣”オークヴィラージだった」
「“魔獣”は両翼を羽ばたかせ、
ゆっくりと舞い降りてくる」
ナハト
「(争いのない世界にも魔獣はいるのか)」
「(って、なんで俺は緊急事態なのに
安心してるんだよ!)」
「(こいつらを早く
殲滅しねえと!)」
「ナハトは引き金に指をかけ、
オークヴィラージの頭部に狙いを定めた」
ナハト
「--ここだ!!」
画面が揺れます
魔獣?
「グオオオオ!!」
ナハト
「周りのお前らもだ!!」
「数が多いだけで、大したことないな
すぐに片付けてやる!」
「ナハトは無抵抗の“魔獣”たちを次々と
倒し、残すはオークヴィラージのみとなった」
ナハト
「ふう あとはお前だけか」
魔獣?
「グルルルル・・・」
「ナハトがハルバードを振りおろした次の瞬間--」
???
「ダメです!!!」
ナハト
「クロエ!?」
「何やってんだお前! どけ!」
クロエ
「あなたこそ、自分が何をしているのか
分かっていないのですか!」
クロエ登場、しかし・・・
ナハト
「はあ? 俺は魔獣を討伐しているんだよ!」
「街の平和を守るのが遊撃士の務めだろうが!」
クロエ
「魔獣! もしかしてこの御方を
そう呼んでいるのですか?」
ナハト
「何言ってんだ? どう見ても魔獣だろ!」
クロエ
「違います! この御方は
“人守神様”です!」
魔獣 = “人守神様” のようです
うーん、この展開は・・・
てっきり 人守神様の出現とは、
カンパネルラ本人が 紙芝居に
登場してくるのかと思ってました
ロナードの話だと、“人守神様”が出現しただけで
何もしてくれてない、でしたよね
魔獣が出てきて“争い”が無くなったって 変ですね
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