ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ノエルは多忙のため、家族といっしょに 父の墓参りに行けない、
という話です
その話を聞いたナハトは 何か考えますが・・・
翌日--遊撃士協会・クロスベル支部
ノエル
「おはようございます・・・」
ナハト
「あっ、ノエルさん 待ってましたよ」
ノエル
「えっと・・・セルゲイ課長から、
あたしだけギルドに行くように言われたんですが」
支援課でノエルだけがギルドに?
ミシェル
「昨日ナハトに相談を受けたのよ
なんでもアナタ、忙しくて困ってるそうじゃない」
ノエル
「いえ・・・困ってるなんて、そんな・・・」
ミシェル
「家族揃ってのお墓参りなんて・・・
機会を逃したら空の女神に起こられるわ」
ミシェル
「そ・こ・で--今日はギルドが、
ひと肌脱いであげることにしたの」
「ウチのナハトを貸してあげるから、
2人で支援要請、サクサク片付けてきなさい」
ノエル
「ええっ!?」
ナハトとノエルで 支援要請をこなすことに
ミシェル
「しかもね、特別に、遊撃士の伝統とも言える
“分刻みスケジュール”を組んであげたわよ(ハート)」
ノエル
「分刻み、スケジュール・・・!?」
ナハト
「リンさんやエオリアさんみたいな先輩遊撃士の
皆さんは、それでシフトを組んでいるんです」
「俺は初めてなんですけど・・・ ていうか、
ここまで気合い入れる必要あったんですか?」
ミシェル
「早く仕事が終われば、
ノエルも家族水入らずで過ごせるじゃないの」
ナハト
「ああ・・・それなら、たしかに・・・」
ノエル
「ちょ、ちょっと待ってください!
えっと・・・あたしだけ別行動なのって・・・」
ミシェル
「セルゲイに言われて来たんでしょ?
つまり、ぜーんぶ話が通っているってワケ」
いや、セルゲイよりロイドに話を通したほうが・・・
ナハト
「主役はあくまでも--
ノエルさん、あなたです」
「今日1日・・・
ノエルさんのお仕事、俺とギルドが手伝います」
ノエル
「・・・・・・ぅぅ・・・」
ミシェル
「ほら、泣かないの
分刻みスケジュールに、そんな暇ないわよ」
ノエル
「皆さん・・・ありがとうございます!」
「ノエル・シーカー、心して
任務にあたらせていただきます!」
説明
「かくして、ナハトとノエルによる、
“クロス・プロジェクト”の番外編が始まった」
ミシェルの“分刻みスケジュール”
背景が変わり東通に
ナハト
「げぇっ! 噂には聞いていたけど、
移動から何からガチで分刻みじゃねえか・・・!」
ノエル
「特務支援課、支援要請--
遊撃士協会・クロスベル支部による工程作成版」
「8:50--問診票の回収(旧市外)」
「8:58--荷物配達(IBC受付)」
ナハト
「9:05--釣り、イール3匹(港湾区)」
「9:15--釣った魚を届ける(東通り)・・・」
ナハト
「シビア過ぎるだろ しかも“釣り”って!」
ノエル
「たしかにタイトで、
遊びの無いスケジュールだと思うけど・・・」
「どれだけキビキビ動けるか、
試されている感じも伝わってくるよね」
ナハト
「ノエルさん・・・
気のせいか、目の色変わりましたか?」
ノエル
「気のせいじゃなくて、血が騒いでるみたい!
頑張ろう、ナハト君!」
ナハト
「は、はい・・・! 早速始めますか!」
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