暁の軌跡をやってみた296(導力通信中継計画(1) その4)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

クラウス市長邸で ちょっと揉めています

 

翡翠の塔に設置する予定の導力通信装置は

許可が下りていません

クラウス市長が許可を出すのですが、

ツァイス中央工房に頼んだ検証結果待ちだと

いうことです

 

仕事を請け負った“ライアット通信システム”の

作業員は、遅れるとペナルティが発生すると言って

焦っています

 



市長はツァイス中央工房の検証待ち

 

クラウス市長邸です

 

クラウス市長

「ふむ、わしも頭から反対しているわけでは

ないのじゃが・・・」

「新しい導力通信を使用することで、

元のシステムに障害があっては困るのじゃ」

「それこそロレント市全体に被害が出てしまう」

「だからこそ、安全と確実性の検証を

ツァイス中央工房に頼んでいるんじゃ」

「その結果次第では、翡翠の塔への設置を

許可する用意はあるんじゃよ」

 

若い作業員

「よかったじゃないっスか~

もうちょっと待ちましょうよ、主任」

 

中年の作業員

「待ってたら、親会社からペナルティが出ちまうんだよ」

 

ところで、若い作業員はお気楽ですね

中年の作業員は 子会社の中では偉いさんなのかな

 



リーヴの提案で 話は進みます

 

リーヴ

「・・・少しよろしいかしら?」

「翡翠の塔に設置する機材の動作確認は、

市内の設備に接続しなくてもできるのではなくて?」

 

若い作業員

「ええと・・・そうですね

コネクターから送受信のテストをすれば大丈夫です」

 

リーヴの難しい説明でクラウス市長は納得

 

リーヴ

「スタンドアロンで接続確認できるのなら、

市内のシステムに影響は出ないということね」

「市長さん、今回はこの条件で

設置の許可していただくのはいかがでしょう?」

「中央工房の検証結果を確認してから

市内への接続許可を出されたらいいと思いますわ」

「“ライアットVC”には、設置と動作確認したことを

報告すれば問題ないでしょう?」

 

これって、オンラインには しないってこと?

ロレント市内と接続確認できないと、

設置位置も考え直さないといけないのでは?

それで“接続確認”ってどういうことでしょう

置きに行くだけのような・・・

 

若い作業員

「なるほどぉ・・・

それなら契約違反にはなりませんね、主任」

 

主任かぁ・・・ペナルティを気にしていた人なのに

 

中年の作業員

「あああ、それです、市長さん!

それでお願いします!」

 

クラウス市長

「うむ・・・そういうことなら承知した」

「では、導力通信装置の設置許可を出そう

ただし、制限はしっかり守ること」

 

「クラウス市長は、

許可書の内容を修正しサインした」

 

これで翡翠の塔へ行けそうです

 

ロナード

「へぇ・・・流石は子供社長だな」

 

クロエ

「リーヴさん、ありがとうございます!」

 

リーヴ

「たいしたことじゃないわ」

 

リーヴはまた“ライアットVC”に不信感

 

リーヴ

「それにしても、“ライアットVC”の事業・・・

少し脆い(もろい)わね」

 

クロエ

「え?」

 

リーヴ

「いえ、この先も注意していきましょう」

 

ここで一旦終了です

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