暁の軌跡をやってみた275(異国の演奏家 その3)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

「オリビエが店に迷惑をかけている」という依頼により、

オリビエを捜索していたナハトたちでしたが、

本人のほうから クロエとリーヴの前に現れました

 

その人物は、“南のオリビエ” と名乗りました

 

勝手に歌と演奏を始めたのですが、

歌も演奏も詩も ヒドいものでした

 

しかも、“南のオリビエ”は 自身の演奏が下手だとは

気付いていない様子・・・

 



ナイアルとドロシー登場

 

ナイアル

「お、いたいた」

 

ドロシー

「お仕事中失礼しま~す」

 

ナイアル

「試験班が街中で仕事してるって聞いたんでね

ここなら安全だし、ぜひ取材をと--」

 

リーヴ

「いいところに来たわ

記者の目で、真相を確かめてもらおうかしら!」

 

ナイアル

「ああ? いったい何の話だい」

 

「リーヴは、今の不本意な状況を説明した」

 

ナイアル

「ハッ、外国から来た演奏家の“オリビエ”、ね

随分と面白そうなネタじゃねぇか」

 

ドロシー

「えぇ~、この人が“オリビエ”さん?

随分雰囲気が変わっちゃいましたねぇ」

 

ナイアルとドロシーは “本物の”オリビエと面識ありますよね

 

ナイアル

「なあ、南のオリビエさんとやら もう1回、

俺たちのために演奏してくれるかい?」

 

ドロシー

「聴かせていただきます~」

 

南のオリビエ

「ええ、喜んで!

できれば女の子だけに聞いてほしいんですが」

 

ナイアル

「あ?」

 



ナイアルたちも 演奏を聞くことに

 

南のオリビエ

「“あの~かがやきさえ~~~君には~~勝てない~”」

 

ナイアル

「うおっ! 超ド級に下手じゃねぇか!」

 

ドロシー

「ナイアル先輩、直球ですねぇ~」

 

南のオリビエ

「嫌だなぁ、そんなはずないですよ

みなさん、センスがないのかな?」

 

リーヴ

「それ、本気で言ってらっしゃるの?」

 

ナイアル

「・・・ふむ

ではこいつを聴いてくれ」

 

ドロシー

「あっ、先輩

それは導力録音機・・・社の機材ですね」

 

しれっと、軌跡シリーズで 未登場の機器を出してきました

 

「ナイアルの録音機から、歌声が再生された・・・」

 



南のオリビエは事実を知ることに

 

南のオリビエ

「なななな、なんですか、これ!?

このひっどい歌は!?」

 

ナイアル

「たった今、おまえさんが歌ったものだ

録音させてもらったよ」

 

南のオリビエ

「そ、そんな、バカな・・・!」

 

ドロシー

「間違いなく、あなたの歌ですよ~」

 

クロエ

「はい きれいに録音されていますね」

 

ナイアル

「ふふん 社に無理いって買わせた

最新型の録音機だからな」

 

リーヴ

「あなたはこのひどい歌を

1人悦に入って歌っていたのよ」

「周りの人たちがどんな顔で聴いていたか

これまでに一度でも確かめたことはある?」

 

南のオリビエ

「そんな・・・僕の歌はもっと美しいと・・・

あのオリビエさんみたいに・・・」

「こんなはずじゃ・・・」

 

クロエ

「あのオリビエさん・・・って?」

 

南のオリビエは、“本物の”オリビエに触発

 

南のオリビエ

「はい、僕が最も敬愛する音楽家です」

「オリビエさんはとある街の居酒屋で

演奏されていました」

「彼の演奏と歌声の素晴らしさに

僕は衝撃を受けました!」

「そして僕も音楽家を志したのです・・・」

「オリビエさんのようになりたい一心で

最高級のリュートを手に入れました!」

「・・・ほら、この髪型だって

オリビエさんを意識してるんですよ」

 

ナイアル

「形から入ってもなあ・・・」

 

リーヴ

「見てくれだけで、中身はなし

自分の実力がわかったでしょう」

 

クロエ

「それじゃ、

南のオリビエっていう名前は・・・」

 

南のオリビエ

「はい、オリビエさんから

拝借させてもらいました!」

 

クロエ

「ダメですよ、勝手に名乗っちゃ!

そのオリビエさんって人の迷惑にもなります!」

 

南のオリビエ

「ううっ・・・

わかりました」

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