暁の軌跡をやってみた236(奇襲!三カ国会談(3) その4)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

ジェローム伯爵は 無事に逮捕できたんですが、

これまでの経緯、というか反省点というか、

・・・とにかく会話が長いです

 



アルバート大公が説明されます

 

背景が切り替わり、エインセル号の中ですね

 

ロナード

「閣下、警察本部より連絡がありました

無事ジェロームを逮捕したようです」

 

ナハト

「自治州外に逃げられなくてよかったな」

 

クロエ

「変なところに亡命されると、厄介ですからね」

 

アルバート大公

「ジェロームも愚かなことを・・・」

 

リーヴはジェロームを許せない様子

 

リーヴ

「お父様とお母様の仇ですわ

公国に連行して、徹底的に裁いてやるんだから・・・!」

 

アルバート大公

「リーヴ、彼も公室の人間だ

我々も関係者であることを忘れてはならんよ」

「身内の争いで国際会議の場に惨事を招いた責任・・・

ディーター市長やデュナン公爵にも詫びねば」

「ジェロームの身柄も、まずはクロスベルの警察に、

預かっていただくのが筋というものだろう」

 

リーヴ

「で、でも・・・!」

 

アルバート大公

「気持ちは分かるが、わきまえなさい」

 

リーヴ

「・・・はい」

 

アルバート大公は先代に リーヴを任されていた

 

アルバート大公

「そう落ち込まないでくれ

私が君を叱られた義理ではないのだ」

「私は自分が情けない 兄上に・・・先代大公に

“娘を守ってほしい”と言われたのに、」

「逆に君に守られてしまうとはな」

 

リーヴ

「・・・お父様がそんなことを」

 

サーシャをリーヴに付き添わせることに

 

アルバート大公

「うむ 結局アレクサンドラ中尉を

付き添わせるくらいのことしかできなかったが・・・」

 

クロエ

「サーシャさんをリーヴさんの家庭教師にしたのは、

大公様だったんですか?」

 

アルバート大公

「中尉が亡きリーヴの母と親しかったのでね

それに、彼女にリーヴが懐いていたからだよ」

「もっとも・・・公女にも関わらず国外で起業するなどと

言い出した時は、中尉に護衛の任務を依頼したがね」

 

リーヴ

「いかに大公と言えど、自国の軍人を私事に利用する

なんて・・・国家元首にあるまじき行いですわよ」

 

アルバート大公

「やれやれ、何が私事だ

冷静に考えたまえ」

「継承権争いで揉めている国の姫君・・・しかも未成年を

だった一人で国外に放り出せるわけがなかろう」

「ましてや、その姫君が、こまっしゃくれで、

じゃじゃ馬ではな 危なっかしくてしょうがない」

 

クロエ

「・・・ぐうの音も出ない正論ですね」

 

サーシャの役割は甚大

 

ナハト

「考えてみりゃ、治安の悪いクロスベルで、

14の子供が大金を扱っているのに・・・」

「特にトラブルに巻き込まれていないってのは

偶然にしちゃ、運が良すぎるな」

 

クロエ

「サーシャさんが影に日向に

支えてくれていたんですね」

 

ナハト

「リーヴが暴走した時の尻拭いとかでな」

 

ジリアン

「・・・今ならサーシャさんと、

とても話が合う気がするわ」

 

ロナード

「そりゃどういう意味だよ」

 

アルバート大公

「無論、彼女に命じたのは護衛の任務だけだ」

「会社経営の補佐などは頼んでいないから、

それは中尉の君への純粋な善意によるものだ」

 

リーヴ

「・・・はぁ、負けましたわ 完敗です」

「世情と人心の機微を読み、

配慮と根回しができる現実主義者」

「やはり、おじ様の方が大公に向いてますわね

私は人の上に立つ器じゃありませんわ」

 



なぜか ディーター市長の話へと

 

アルバート大公

「いいや、君は君で立派な才能がある」

「そうだな・・・ 例えるならば、

今日お会いしたディーター市長と同じタイプだろう」

 

ナハト

「ディーター市長と・・・」

 

クロエ

「ものすごい高評価じゃないですか!」

 

アルバート大公

「あくまでも、同じタイプというだけで、

今は彼の足元にも及ばないがね」

「リーヴは経済人としては

素晴らしい才能を秘めていると思う」

「皆の目を引く理想を掲げることができるし、

パフォーマンスにも優れているからね」

 

ロナード

「となると、その反面・・・」

 

アルバート大公

「うむ、政治家となると合わぬ面もある

ディーター市長もこれから苦労なされるかもしれんな」

 

なぜわかる?

 

ていうか、今は クロスベルの独立宣言をした直後ですよね

すでに 苦労に飛び込んでいる状態なはずです

 

クロエ

「ううん・・・ディーター市長みたいな完璧人間でも

足らない部分があるなんて・・・」

 

ナハト

「政治の世界は厳しいな」

 

アルバート大公

「為政者に限らず、誰しも欠けているものを

補っていく必要があるのだよ」

「私など先代の跡を継いだ直後は、醜い有様だった

思い出すだけで、汗顔の極みさ」

 

まだまだ話は続きます

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