海では 比較的安全な防波堤釣り
子供連れの家族もよく見かけます
でも、安全なのは“足場”だけかも!? なんです
毒棘(どくきょく)を持つ魚
「釣れた魚に刺された!」
という経験がない人には ピンとこないかも知れません
魚の中にはヒレに毒針を持ったものがいます
年中釣れる“ハオコゼ”
海底に住みつき、だいたいどの季節でも釣れます
というより、冬の釣りで 全く生命反応がないときに
付き合ってくれるありがたい魚とも言えます
<防波堤で釣れたハオコゼ>
背びれに毒針があることが知られてますが、
実は臀びれ(シリビレ、尾びれではない)にもあります
ご注意を!
実はウマい?“アイゴ”
全身毒針のような体型の魚です
<防波堤で釣れたアイゴ>
背びれ、臀びれ、腹びれ に毒棘があり、
触れるところがありません
釣り用の魚バサミを用意していれば、
釣れてしまったときに安心です
この魚、食べられます!
ヒレをきれいに切り取って持って帰ります
夜釣りの定番“ゴンズイ”
とても長い毒針があり、見るからに危険です
この魚も食べられます
毒針は根元から切り落として持って帰ります
3本しかないので、すぐ分かります
魚に刺されたら痛い?
毒棘を持つ魚に刺されたら、どれぐらい痛いのでしょうか
私の経験では・・・
一般的には、“泣くほど痛い”とか言われます
私はハオコゼに 数回刺されています
そのだいたいが、“ハチに刺された程度”
という表現が合うと思います
ハチに刺されたことのない人には伝わりませんが、
「ズッキンズッキン」という痛みが 10分ほど続きました
しかし一度強烈に痛かったことも
ただ、3箇所(毒針3本分)刺されたことがありました
これは痛かった
痛すぎて声を出すことができませんでした
このときの痛さを表現するなら
「足の小指をタンスの角にぶつけた痛さ」です
呼吸するのがやっとという状態です
これが30分近く続いて、ちょっと収まりましたが
1時間ぐらいは釣りどころでは ありませんでした
刺されたときの対処方法は? 薬は?
残念ながら痛みに耐えるしかありません
患部をお湯につけるといい、とも言われますが
治るわけではありません
刺されないことが一番です
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