ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
ナハトとシェラザードはクロスベルで
ある潜入捜査を行っています
その潜入先は、融資説明会という名目で
実は闇金という情報があります
案の定、高い利率を示され
参加者たちも驚いている様子です
合法とは言えない高金利
ナハト
「(出たな・・・ IBCなんかに比べても、
目の球が飛び出そうな暴利だ・・・)」
球?
ナハト
「(これで何を言い繕っても、
ヤツらは闇金確定・・・)」
参加者側から拒否が可能か
ナハト
「(しかし、集まっている連中は、
にっちもさっちも行かないヤツばかりと来た)」
シェラザード
「(ええ このまま『やっぱり借りません』で、
無事に帰れるかってところね)」
ナハト
「(・・・そして向こうも、
果たして無事に帰してくれるか・・・でしょう)」
説明では問題なさそう・・・?
紳士風の男
「--以上で、説明を終わらせていただきます」
「引き続き、ご希望の方には
借入手続きを承りたいと思います」
「借入をご希望の方は、こちらのドアから
隣の部屋にお進みください」
「それ以外の方は、
先程のドアからお帰りくださいませ」
借入は強制!?
シェラザード
「(さあ、ここからが本番よ・・・)」
参加者は借入か、このまま帰るか
参加者A
「やってらんないよ、こんな利率・・・
くそっ、どうすりゃいいんだ・・・」
参加者B
「すみません、私はすぐにでも
ミラを貸していただきたいのですが・・・!」
紳士風の男
「どうぞこちらへ--」
帰れるはずのドアが・・・
参加者A
「・・・あれ
おい! 帰ろうと思ってもドアが開かないぞ!」
紳士風の男
「これは・・・申し訳ありません
どうやらドアが故障したようです」
「ただいま係の者を呼びますので、
皆様しばらくお待ちください」
シェラザード
「・・・ふぅん
随分と強引な手口を使ってくれるじゃない」
「あのドア・・・全員が借入手続きをするまで
一切開けさせないつもりね」
ここで行動に移す
ナハト
「詰め寄られても、係を呼んでいるの一点張り
決して監禁を企てたわけではないと・・・」
「そして、帰りたければ、
ミラを借りて隣の部屋から出るしかない・・・ってか」
シェラザードのOKが出ました
シェラザード
「ナハト・・・
これはクロ確定と見ていいわ 行きましょう」
「ナハト達は席を立ち、
出入り口のドアへと歩み寄った」
紳士風の男
「ん、何か御用でしょうか
このドアは現在故障中でして--」
ドアの故障を疑います
ナハト
「いや 用というか、
壊れてるなら修理してやろうと思ってね」
「見たところ導力化したドアじゃないみたいだし
それなら俺でも、直せそうだからさ」
紳士風の男
「失礼ですが、ただいま修理担当者を
呼んでいるところですので、その必要は・・・」
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