ついにラスト、ナハト編になります
墓参り
背景は雪が積もる廃坑です
「--七耀暦1206年 某日
レミフェリア公国 廃炭鉱」
<暁の軌跡-After/Future-ナハト編1>
ナハト
「・・・ふぅ
おはよう、アイリ」
「お前が好きだった食い物とか
いろいろ持ってきたぞ」
「って、その前にこの辺、片付けないとな・・・
ちょっと待ってろ」
「やっぱり誰も手入れしないと・・・
荒れちまうもんだな・・・」
「--よっ・・・と」
「ナハトは機械化した義手で鉄屑を軽々と持ち上げ、
離れた場所へとまとめた」
ナハト
「よし こんなもんだな」
「崩落して二度と入ることができない坑道の入り口に
手際よく供え物を並べる」
「静寂の中でナハトは目を閉じ、祈りを捧げた」
ナハト
「(・・・・・・)」
思い出話をします
ナハト
「・・・・・・さて、俺も一緒に食うかな」
「・・・(もぐもぐ)」
「おお、我ながらなかなか美味い」
「あ、そういや、
昔は捕まえた魚に枝を差して焼いただけだったよな」
「でもそれがめちゃくちゃ美味くて
毎日食べても飽きなくて」
「誰が一番デカいやつを釣れるかって
勝負も沢山やったよな」
「フーゴとヤンがいつも最下位争いで
ガステアはその2人よりも絶妙にデカイの釣って・・・」
「俺は毎回優勝 準優勝はいつもアイリかアイカ
毎回、微妙なサイズ差で審査員のクレインに詰め寄ってたっけ」
「あの時間だけはどんなしがらみからも解放されて
自由に生きられた・・・気がする」
「・・・・・・」
猟兵ではなかった世界
ナハト
「--なぁ、アイリ」
「俺たち、猟兵じゃなかったら
今も生きていて、普通に友達やってたのかな」
「普通に街で生活して、たまに会ったら普通に会話して
普通に喧嘩して、普通に屋根の下で眠って・・・」
「普通の日常を生きていたら、
味付けもないただの魚の串焼きは大好物になってたかな」
「・・・なんてことを最近は考えたりもする」
話を変え、現状報告をします
ナハト
「そうだ、試験班のメンバーたちも
今はみんな、それぞれの場所で頑張ってるぞ」
「最近は顔を合わせることも少なくなったけど
活躍していることは噂でよく聞くんだ」
「みんな、いつも誰かの為に頑張ってる」
「ちっぽけな努力かもしれない
それでも、その努力を積み重ねていけばきっと・・・」
「俺たちのような運命を辿る人は減らせるって
俺は信じてる」
「だから、お前も・・・いや、
お前たちも信じていてくれ」
「俺は、あの日俺が生き残った意味の答えを
見つけるよ」
「必ず
約束する」
「・・・・・・」
今日も遊撃士の任務
ナハト
「ん? オルフさんから通信?」
「はい、こちらナハト・ヴァイス
どうかしましたか?」
「え? ノーザンブリアからの難民が・・・?」
「とりあえず支部に戻ります!
待っててください!」
別れを告げて出発です
ナハト
「・・・はは 今日も忙しくなりそうだ」
「それじゃあ、行ってくる」
「またな アイリ」
「またな・・・みんな」
最後は試験班全員見た青空です
背景は青空になります
<暁の軌跡-After/Future-青空>
「--少年は歩き出す」
「限りなく広がる青空を見上げながら」
「--少年は走り出す」
「明日へと
--未来へと」
これで エピローグは終了です
After/Future も終了です
今度こそ本当に完全終了です(と思います)
読んでくださった方、ありがとうございました
コメント
アイリ『待ってたよ、ナハトくん。
ところでナハトくん、クロエちゃんとはどうなの?』
ナハト「うっ…」
アイリ『いい?ナハトくん。せっかく助けてあげたんだから
そう簡単にこっちに来ないでね?(ナハトが死ぬという意味)
すくに来たら…アイカやみんなで呪ってやるからね?(ニッコリ)』
ナハト「わ…わかった。(怖っ!)」
アイリ『(偉そうな態度で)わかったらよろしい!じゃあ、またね。
今度はクロエちゃんも連れてきてね。』
ナハト「ああ。じゃあ行ってくるよ。またな、アイリ。」
もしナハトとアイリが会話してたとしたら、こんなところでしょうか?
テキストにあった通常の会話も挟んで。
それと武士ぶどうさん。今までの感想投稿、本当にお疲れ様でした!
ごんばんは、ブログ主です
失礼ながら笑ってしまいました
コメントを書き込んでいただき、こちらからもありがとうございます