暁の軌跡をやってみた900(夜の公都の見回り その3)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

ナハトが洋裁店で取り押さえた不審者は、

ただのコソ泥でした

 

彼は医療メーカーの社員であるにもかかわらず、

アーデントが焼け野原になると考え、

犯行に及んだと言います

 

公都警察に引き渡して任務完了なのですが、

クロエはショックを受けているようです

 



ロナードは戻りませんでした

 

ナハト

「あっ、そういえば俺たちの仲間が

こちらに伺ったと思いますが--」

 

公都警察職員

「ああ、ロナード捜査官ですね」

「西の地区で火事があって、うちの隊員と一緒に

向かってくださってます」

 

クロエ

「えっ、街で火事が!?」

 

ロナードは火事の対応を行ってます

 

公都警察職員

「小さなオーブメント工房の出火です

機材や金目の物を狙った放火のようですね」

「幸い鎮火して、死者も出ませんでしたが・・・」

「ギルドのみなさんも警戒してください」

 

ナハト

「はい、そちらもお気をつけて」

 

「互いの情報交換を終え、

ナハトとクロエは公都警察を出た--」

 

2人はやるせない気持ちに

 

クロエ

「・・・・・・」

 

ナハト

「やれやれ・・・」

 

クロエ

「・・・辛いですね・・・

街の見回りなのに」

 

ナハト

「クロエ・・・」

 



こんな事態だなんて

 

クロエ

「普段は温和な市民の人たちが・・・」

「変貌して・・・犯罪を犯して・・・

その人たちを捕まえなきゃならないなんて・・・!」

「病院だって、いつもは穏やかなのに

今日は患者さんたちがあんなに声をあげて・・・」

「閉めている店が増えたのも

先程のような略奪を怖れたから・・・でしょうか?」

 

ナハト

「・・・緊急事態だ

誰もが冷静じゃいられないんだ」

 

クロエの考えでは、こんなんじゃない

 

クロエ

「こんな時だからこそじゃないんですか?」

「みんなで一致団結して、この危機を

乗り切るべきじゃないんですか?」

「それなのに・・・

泥棒や放火なんて・・・」

 

ナハト

「クロエ・・・」

 

クロエ

「・・・・・・ぐすっ」

 

ナハトは理解できるようですが

 

ナハト

「(・・・純粋なクロエには辛い状況だよな)」

「(俺は戦場で、追い詰められた人間の本性を

何度も見てきた)」

「(・・・俺だって・・・)」

「(俺にクロエを慰める資格なんて・・・)」

 

クロエ

「・・・ぐすっ・・・」

ぐすっ・・・」

 

ナハトから慰めの言葉はなく

 

ナハト

「・・・クロエ、ロナードと合流しよう」

 

クロエ

「・・・あ」

 

「ナハトはクロエの手を取った」

 

クロエ

「・・・・・・」

 

「しばらくの間、ふたりは

手をつないだまま歩き続けた」

 

これでサブクエスト「夜の公都の見回り」は終了です

 

次はメインクエスト「二度目の夜」です

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