暁の軌跡をやってみた780(始まりの地 その5)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

長は、エイヤに来た頃の話をします

 

元々、学者の調査が目的でした

 

全部で数十人ほど募い、長や薬のばあさん、

ロマの曾祖父もいたそうです

 

来た時期は、長がロマぐらいの歳でした

 

しかし研究どころではなく、

生き抜くことで精いっぱいで、

そのうち小さな社会ができたというわけです

 



エイヤの隔離生活

 

背景は元の廃墟に戻ります

 

ナハト

「誰もこの島を出ようとしなかったんですか?」

 

「初めのころは、多少の出入りも

あったのかもしれないな」

「だが、エイヤの暮らしは徐々に良くなり

皆の故郷となっていったのだよ」

 

エイヤの歴史を改ざん

 

「若い世代は、エイヤの民がはるか昔から

この地で暮らしてきたと思っている」

「上の世代が、そう教えているからな」

 

ロナード

「どうしてそんなことを・・・」

 

ロマたちは騙されてたわけですが

 

ロマ

「--ううん、それでよかったんだ」

 

ロナード

「え?」

 

ロマ

「見知らぬ国の話を聞かされたって

よくわからないもの」

「私たちが生まれ育ったのはエイヤだから」

 

セプチウムが原因で外界と隔離?

 

リーヴ

「正しく情報を教えなかったのは、この地に眠る

大量のセプチウム--光の石が原因かしら?」

「自由に人が往来して

セプチウムのことが外に知られたら--」

「それを狙って、大企業や投資家、裏社会の

奴らまで押しかけてくるのは間違いないでしょう」

「上の世代はそれを怖れたのではないかしら」

 

ナハト

「確かに・・・15年前の遠征隊も

それで狙われたわけだしな」

 

ロマ

「ねえ、光る石って

そんなに価値があるものなの?」

 

クロエ

「はい、今の生活に

なくてはならないものですから」

 

しかし隔離生活も限界に

 

リーヴ

「でも・・・外界との接触を断ったこの環境で

集落を持続するのは難しいわ」

「このままでは、いけないことも

長は、わかっていらっしゃるのでしょう?」

 

「うむ・・・」

 



エイヤの記録

 

ノア

「ねえねえ

ここに本がいっぱいあるよー」

 

ロナード

「やめろ、ノア

勝手にいじるなって言ってるだろう」

 

ロマ

「本・・・!?」

 

あるのは本ではなくノート

 

クロエ

「古いノートみたいですね」

 

「それはここに渡ってきた時の記録だよ」

 

ロマ

「これが?」

 

「エイヤの出来事を記録するのが

長の仕事でもあるのでな」

「私も、一年に幾度か

記録を残してるのだよ」

 

貴重な資料なのかも

 

リーヴ

「興味深いわね・・・」

 

「長は古い記録帳を開いて見せた」

 

「遠征隊の記録もある エルマの隊は

誰も戻らなかったので空白のままだが・・・」

 

遠征隊の記録を見れば・・・

 

ロマ

「お父さんの隊の記録は?」

 

「・・・お前の父、ヨニは

戻ってきた日付しか記録しなかった」

 

リーヴ

「辛かったのでしょうね・・・」

 

父の情報はないようです

 

ロナード

「無理もないぜ・・・遠征隊の仲間をすべて失い

ひとりで戻ってきたんだからな」

 

ナハト

「・・・・・・」

 

ロマ

「私・・・お父さんのこと

何も知らなかった・・・」

「もっともっと、お父さんから話を

聞けばよかった」

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