ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
リーヴは長に、エイヤは交易しているのでは
と追求します
理由は、20年前のレミフェリアの食器です
それに対し長は、正直に答えてくれます
外界と交易するために遠征隊を出していた
こと、ロマのお父さんも参加していたこと
遠征隊による交易
ナハト
「考えてみたら、この小さな町で
生活を保つことは難しいですよね」
エイヤの酒を輸出していました
長
「うむうむ
だから以前は外界と交易してたんだ」
「エイヤで造った酒や調合した薬草
革製品や織物などを持って行商をしたのだ」
「中でも、評判の良かったのがエイヤの酒だったよ」
ロナード
「酒ねぇ・・・そう言えば
ピエール副局長が話してたことがあったな」
「レミフェリアでは数年に一度、
幻の名酒が出回るとか何とか・・・」
「そうか! さっき味見したあの酒か!」
リーヴ
「ここで生産したものを売ったミラで
食器などを仕入れていたのね」
遠征隊が持ち帰るのは貴重な物資
長
「その通り 子どもの教育のための書物や
薬草ではまかなえない医療品など・・・」
「他にもそれぞれが、ここにない技術を
学んで帰ってきたんだ」
「遠征隊は一度出発すると長い旅になる
だから数年に一度出していた」
「レミフェリアだけではなく、遠くはカルバード
クロスベル、リベールを訪れた隊もいたのだよ」
ナハト
「クロスベルにも!?」
クロエ
「エイヤの人たちが来ていたなんて
不思議な感じですね」
ロマ
「でも、今は遠征隊なんて出していないはず」
遠征隊に事件が
長
「・・・15年前に出発した遠征隊が
予定の時期に戻らなかったんだ」
ナハト
「戻らなかった・・・?」
リーヴ
「事故・・・もしくは事件に巻き込まれたのかしら」
遠征隊が戻ってこない!?
長
「うむ・・・うむ
我らは心配しながら待ち続けたが--」
「結局、今日まで誰ひとりとして
帰ってこなかったんだ」
ロマ
「・・・そういえば、
サミのお兄さんが言っていた」
「小さい頃、よく遊んでもらったおじさんがいたのに
いつの間にかいなくなったって」
「サミが生まれる前のことだよ」
長
「ああ・・・それはサミの父親の弟だな
そう あの子も帰ってこなかった」
ロマ
「そうだったの・・・」
帰らなかった遠征隊を探しに
長
「次の時期、遠征隊は出さなかった
さらに次の時期が来て悩んでいたとき--」
「ヨニ--ロマの父親が
遠征隊として旅立つと言い出したのだ」
ロマ
「お父さんが?」
長
「物資の不足はそれほど深刻ではなかったが
何より前の遠征隊を捜索したかったのだな」
「ヨニに賛同する者も多く、その時は
遠征隊を送り出すことにしたのだよ」
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