ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
新章に入りましたが、ナハトの回想シーン
が続きました
おそらく、ここからが本編と思われます
ここから現在の話です
背景はギルドになります
結局ジリアンは病院にいったようです
ロナード
「ジリアンはどうだった？」
クロエ
「目立った外傷はないですが、念のため
明日、病院で精密検査をすることになりました」
ロナード
「どこか悪いのか！？」
クロエ
「いえ・・・けれど一時的に監禁されていたので
念のために・・・だそうです」
「今夜はカタリナさんの診療所で
休んでもらうことになりました」
ロナード
「そうか・・・それがいいな」
一緒に行ったノアは？
ナハト
「ノアは一緒じゃなかったのか？」
クロエ
「診療室のソファで寝ちゃったので
そのまま毛布をかけてきました」
ロナード
「まあ、あいつも
疲れただろうしな・・・」
今、クロエは大丈夫そうだが・・・
ナハト
「クロエも
少し横になった方がいいんじゃないか？」
クロエ
「いえ、私は大丈夫です！」
「だけど、少しお腹が空いちゃいましたね・・・」
ギルド内で 何か食べものを漁ります
ロナード
「そういやまともに飯も食ってなかったな」
ナハト
「リーヴが戻ってくるまで
まだかかるだろうし、何か食べておかないか？」
ロナード
「だな そうと決まれば－－（ガサゴソ）」
ナハト
「おいおい・・・勝手に漁ったらまずいだろ」
ロナード
「ふっ ガサ入れは刑事特権だぜ」
ナハト
「いや、職権乱用じゃねえか・・・」
ロナード
「カタリナさんのことだからお茶請けに
なりそうなものは置いているはずだ」
お茶請けってなんだ？ お茶漬けは変だし・・・
調べたらお茶と出すお菓子のことのようです
“おちゃうけ” ですね
クロエの様子がおかしい？
ロナード
「クロエも探すの手伝ってくれ
お前ならどこにあるかぐらい知ってるだろ？」
クロエ
「・・・・・・」
ナハト
「ん？ クロエ？」
クロエ
「・・・が飲みたい」
ナハト
「えっ？」
クロエ
「わたし、コーヒーが飲みたいです」
もしかしてアイカが出てきた？
ロナード
「そうか じゃあそのコーヒーの場所を
教えてほしいんだが－－」
クロエ
「・・・この部屋・・・知らない・・・」
ナハト
「おい、どうした？」
クロエ
「・・・隊長」
ナハト
「やっぱり体調崩してるじゃないか！
すぐ横になって－－」
クロエ
「ナハト・・・隊長」
やはり、“彼女”と重なります
背景が山道に変わります
アイカ
「ナハト隊長！」
背景がギルドに戻ります
ナハト
「・・・っ」
以前の出来事を思い出します
背景が森林に変わります
クロエ
「私・・・最近、ちょっと不思議な感じがするんです」
「自分が自分じゃないような・・・
そんな気がすることがあるんです」
ナハト
「それって・・・どういうことだ？」
クロエ
「好みが以前と違っていたり、知らないことを、
いつの間にか知っていたりするんです」
「コーヒーなんて苦いだけで、
美味しいなんて思ったことなかったのに・・・」
「最近は、カップに並々と注いだ
コーヒーがとても美味しく感じるんです」
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