暁の軌跡をやってみた528(日曜学校の同窓会 その10)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

同窓会で例の写真を見てもらうと、

背の高い少年ニールが 今のオルソン社長だと

教えてくれました

 

これはオルソン社長本人も認めているので

間違いない情報です

 

ニール少年は 両親の事業が失敗し、夜逃げ

同然でモンレインを去ってしまったそうです

 



写真の3人目が判明

 

クロエ

「このニール君・・・いえオルソン社長の

隣にいる少年はご存じですか?」

 

コスタス

「アルトですね 私たちより3才年上でした

成績優秀な少年だったんですが・・・」

 

あれ? じゃあ、コスタスは写ってないの?

・・・写真を貰ったのに?

 

写真に写っているのは左から、

不明、アルト、ニール、農家の男性 ってことかな

 

4人写ってるのに 今までの説明では

“端”とか “真ん中”とか言われて・・・どれよっ!

 


<暁の軌跡-オルソン社長邸で見つけた写真>

 

アルトで思い出されます

 

農家の男性

「アルトだって・・・?」

「あっ、思い出したぞ!

森で行方不明になったやつだよな?」

 

ナハト

「行方不明・・・ですか?」

 

コスタス

「そうだよ

あの時、ちょっとした騒ぎになったじゃないか」

 

ロナード

「どういうことです?」

 



アルトの行方不明事件

 

コスタス

「あの事件はニールが町を去ってすぐ後の事でした」

「ある日、アルトが森に行くといって

出かけ行ったきり、行方不明になってしまったのです」

「それ以来、彼を見た者はいません

・・・未だに行方不明のままなんです」

 

クロエ

「そんな・・・」

 

それ以来、森へ行くのは禁止に

 

ノア

「森はあっという間に人を飲み込んじゃうからね

どんなに慣れ親しんだ森でも、声を聞かなくちゃ」

 

農家の男性

「あの時、俺の親父も捜索隊に参加したんだ

結局、遺留品のひとつも見つからなかったそうだが」

「子どもたちだけで、森へ遊びに行くなんて

普通だったけど、あれ以来禁止になったな」

 

コスタス

「今でも、その教えは伝わっています

子どもたちだけで森へ行ってはいけないと」

 

アーサーも興味津々

 

アーサー

「ふむふむ

モンレインの森の神隠しってところかな」

 

ロナード

「おい、随分と仕事熱心じゃねぇか、アーサー君」

 

アーサー

「ふふん、いついかなる場合でも

メモを取るのは記者の基本ですから!」

 

今、記事にされるのは困りますが

 

ロナード

「基本も大事だが、

今聞いたことは、まだ記事にするなよ」

 

アーサー

「わ、わかりましたよ~~

でも今後のためにメモくらいはいいでしょ?」

 

アーサーはコスタスにあいさつ

 

コスタス

「おや・・・そちらの方

どこかで会ったことがあるような・・・」

 

アーサー

「はいっ!

ボク、こういうものです!」

 

「アーサーはコスタスに名刺を手渡した」

 

コスタス

「ああ、アーデント・プレスの記者さんですか」

 

アーサー

「もしかしたら、どこかでお会いしたかも

知れないですね」

「モンレインにも何度か取材に来てますので!」

「今日も、この同窓会の取材に寄らせてもらってます!

役場の方ならお話を伺わせてください」

 

コスタス

「ええ、いいですよ」

 

「店の中は、再会を喜ぶ歓談の声で賑やかだった

ナハトたちは、合間をみて話を聞いてまわることにした」

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