アドベンチャーゲームというジャンル

昔、アドベンチャーゲームと言われる

コマンド入力型のゲームがありました

 

当時、家庭用ゲーム機にはアクションゲームで

劣る、8ビットパソコンでも楽しめる

(というよりキャラを動かす事を諦めた?)

というジャンルで、どんどんヒット作が生まれました

 



デゼニランドとの出会い

 

8ビットパソコン用に発売されたハドソンの

“デゼニランド”というゲームが1983年に

発売されました

 

描画に10秒ほど掛かるという“プレイヤーが

待たされる”という仕様でありながら

当時はそれほど“苦”とも思わずプレイしてました

 

コマンド入力式で理不尽が発生

 

デゼニランドに限らず、この時代の

アドベンチャーゲームはキーボードより

コマンドを入力するのが一般的でした

 

この仕組みがプレイヤーを悩ませました

 

デゼニランドの場合、

“LOOK” と入力すると、

「カン“CAN”ガ アリマス」

と表示されます

 

“LOOK CAN” と入力すると、

「ナニカ アリソウデス」

と表示されます

 

ここでの答えは “MOVE CAN”なんですが、

この“MOVE”という単語に辿り着きません

 

アドベンチャーゲーム初心者は このまま

諦めてしまうかもしれません

 

デゼニランドといえば“アタッチ族”

 

デゼニランドの終盤で 所持してる“十字架”を

棺おけに取り付けるシーンがあります

 

ここのコマンドが“ATTACH CROSS”なんですが、

これがわからず詰まったプレイヤー多数で

“アタッチ族”と呼ばれました

 

ミステリーハウスが先駆者

 

アドベンチャーゲームは もともと文字の応答だけで

画面(グラフィック)はないものから始まりました

 

1980年に AppleII用に発売された“ミステリーハウス”

はライン(線描画)のみでありながら、

このジャンルの先駆者となりました

 



コマンド入力式は選択式へ

 

ついにユーザーを苦しめていたコマンド入力式を

やめたゲームも登場しました

 

オホーツクに消ゆ

 

1984年に登場した“オホーツクに消ゆ”は

単語の入力はなく、選択式になっています

 

これだと逆に簡単になってしまわないか?

という疑問はありましたが

このゲーム以降、主流となっています

 

ちなみにこのゲームのシナリオは、後にドラクエを

作り上げた 堀井雄二氏が担当したとされています

 

キーボード要らずでファミコンも

 

ポートピア連続殺人事件、サラダの国のトマト姫

など、もともとPCゲームの移植版や

さんまの名探偵、たけしの挑戦状などのオリジナルも

数多く発売されました

 

マウス入力式、“ミスト”

 

1993年にマッキントッシュに発売されたミスト(MYST)は

マウスで画面(背景)をクリックするという方式でした

 

この方式は ミストが先駆者ではないと思いますが、

このゲームの大ヒットで 新たなアドベンチャーゲームの

ブームが来たようでした

 

ただ、超難解なゲームでもあります

 

ヒント無しで解いた猛者は 少ないと思われます

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