ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を
クロエはやっと目を覚ましました
覚ました直後、紺碧の塔で倒れる前の出来事を
思い出しました
自身の手術について、心臓移植がなされたという
話を聞いたことです
そしてクロエは家に戻ると言って、
エインセル号を降りました
クロエは両親に会い直接・・・
住宅へ向かいます
ソフィー・バーネット
「あら、誰かいらっしゃったのかしら?」
ジミー・バーネット
「来客の予定なんてあったかな?」
「--ガチャ」
クロエ
「お、お父さん、お母さん・・・」
ソフィー・バーネット
「まあ、クロエじゃない!」
ジミー・バーネット
「おおっ、お帰りクロエ!」
「今日は魔獣騒ぎで大変だったろう
大丈夫だったかい?」
クロエ
「はい・・・」
ジミー・バーネット
「クロエ? どうかしたのかい?」
ソフィー・バーネット
「もしかして、どこか怪我を--」
クロエ
「ううん、そうじゃなくて・・・
あの・・・」
「き、聞きたいことがあって・・・
戻ってきたんです」
ジミー・バーネット
「聞きたいこと?
何だい?」
クロエは真実を聞き出そうとします
クロエ
「わ、私が・・・」
「いっ・・・一度、死んだ・・・というのは
本当・・・なんですか・・・?」
ジミー・バーネット
「ッ・・・!」
クロエ
「入院中・・・何があったんですか・・・」
「わ、私が・・・ここまで元気になれた
本当の理由って・・・」
「ねえ、お父さん! 教え--」
「全てを言い切らないまま、
クロエは、呼吸を乱し胸を押さえた」
「倒れそうになったところをジミーが受け止め
そのまま優しく抱き寄せる」
クロエ
「-ッ! ハアァッ! ・・・ハアッッ! ・・・ッ!」
ジミー・バーネット
「クロエ・・・、おちつきなさい」
クロエ
「ハアッ! ・・・ハアッ・・・ッ・・・・・・」
ソフィー・バーネット
「クロエ・・・」
クロエ
「・・・・・・」
クロエ
「・・・おとうさんのにおいが・・・します」
「このにおいは本物だって、分かるんです
でも・・・」
「おとうさん・・・
わたしはほんとうに“私”なの・・・?」
ジミー・バーネット
「ああ お前は私とソフィーの大切なクロエだよ」
ソフィー・バーネット
「あなた・・・」
クロエ
「あのね・・・おとうさん、おかあさん・・・」
「ある人から話を聞いたの・・・
私は・・・一度死んだんだって・・・」
両親は話してくれそうです
ジミー・バーネット
「そうか・・・」
ソフィー・バーネット
「--クロエには、ちゃんと
話しておくべきかもしれないわ」
ジミー・バーネット
「ああ、そうだな・・・」
ソフィー・バーネット
「つらい想いをさせてごめんね、クロエ・・・」
ジミー・バーネット
「ソフィー・・・」
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