暁の軌跡をやってみた308(導力通信中継計画(2) その4)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

マードック工房長に会いに来ましたが、

来客中でした

 

その客は“ライアットVC”のオルソン社長です

 

オルソン社長は帰ったようなので、

いよいよナハトたちと会ってもらえるようです

 



マードック工房長とご対面

 

「しばらくして、試験班は工房長室に案内された」

 

クロエ

「お邪魔します!」

 

ナハト

「マードック工房長

あの・・・先日は、失礼いたしました」

 

これは、第二章「中央工房の盗難事件2」の話かな?

 

「中央工房の盗難事件2」では・・・

工房の女性職員であるアイリが “カペルII”を
盗んだとナハトが言い出します

それにマードック工房長は激怒

しかし、アイリは猟兵で 工房に潜り込んでいた
ということがわかり、理解してもらえました

 

マードック工房長

「いや、

私の方こそすまなかったね、ナハト君」

「君たちの活躍は風の噂で聞いているよ

よくぞ戻ってきてくれたね」

 

ナハト

「ありがとうございます

積もる話もしたいのですが・・・」

 

マードック工房長による導力通信装置の見立て

 

マードック工房長

「ああ、話は聞いている

早速本題に入ろう・・・」

「ライアット通信システムの

導力通信装置の実機検証はこれからだが・・・」

「設計図を見た限り、中央工房とは

だいぶ違ったアプローチで設計されているようだ」

 

ナハト

「作り方ってそんなに違うものなんですか?」

 

マードック工房長

「うむ 開発者によって設計の仕方は様々だ

うちの技師たちもいい刺激を受けたようだ」

「設計図は、その機器がどこで、どんな思想で

生まれたかがわかる履歴書のようなものなんだ」

 

ロナード

「履歴書か・・・なるほどね」

 

マードック工房長

「それで、ライアット通信システムの装置だが、

設計自体はよく出来ている しかし・・・」

 

ロナード

「しかし?」

 

マードック工房長

「・・・少々、詰めが甘いんだよ」

 

ティータ

「どういうことですか、工房長」

 

マードック工房長

「導力回路の基板自体は

コンパクトさを意識している それなのに、」

「筐体の中に所々、

無駄なスペースが空いているんだよ」

「機能としては問題はないが、

どこかちぐはぐさを感じるんだよ」

 



やはり“ライアットVC”の設計には疑問

 

リーヴ

「工房長の見立てでは、なぜ

そういった状況が生まれるとお考えですか?」

 

マードック工房長

「よくあるのは、設計者が変わる場合

引き継ぎもされずに後任者に渡されたか・・・」

「あとは開発予算が途中で変わった

ありていに言えば削られた場合だね」

 

ロナード

「そのことが今回のトラブルと関係ありそうなのか?」

 

リーヴ

「直接はないかもしれないけど、

技術の出所がどこなのかは気になるわね」

 

クロエ

「技術の出所・・・ですか?」

 

リーヴは“ライアットVC”が技術だけ得てると

 

リーヴ

「“ライアットVC”が、数々のベンチャー企業に

出資している話はしたわよね」

 

ナハト

「ああ、出資した企業が成功すれば、

“ライアットVC”の利益になる・・・そうだろ?」

 

リーヴ

「ええ でも必ずしも成功するとは限らないから

リスクを考慮して出資は慎重になるはず」

「短期収益を追求している企業がここまで

多くの出資をしているとしたら・・・」

「技術だけを吸い上げている可能性がある」

 

ナハト

「どういう意味だ?」

 

リーヴ

「資産である技術だけを取得して

コストのかかる人材を排除する・・・」

「人のいない会社を合併という形で整理していけば

表向きにも目立つことはないわ」

 

ロナード

「だとしたら、ひでえ話だな・・・」

 

ティータは リーヴの話を許せません

 

ティータ

「技術者にとって、開発、設計したものは

自分の子どもみたいに大切なものなんです」

 

これって、ティータの台詞っぽくないですね

 

ティータ

「それを取り上げて追い出しちゃうなんて・・・

とっても良くないことだと思います!」

 

リーヴ

「落ち着いて

これはあくまでも私の推測だから」

「でも、普通に買い取った技術なら、

技術者ごと面倒をみて再開発するんじゃないかしら」

 

マードック工房長は、実機の方も調査を約束

 

マードック工房長

「確かにね

そのほうが、開発もスムーズに進むハズだ」

「しかし・・・だとすると、この設計図のように

ちぐはぐにはならないんだが・・・」

 

リーヴ

「“ライアットVC”については、

もう少し調査する必要があるわね」

 

マードック工房長

「ともかく、預かった導力通信装置は

こちらで入念に調べてみよう」

 

クロエ

「よろしくお願いします!」

 

新型街道灯のほうも調査へ

 

リーヴ

「それから一緒に搬入してある

新型街道灯についてもお願いします」

 

ナハト

「それって、パーゼル農園で交換した街道灯か?」

 

リーヴ

「ええ、ここで調べてもらうのが一番でしょ」

 

クロエ

「故障かも知れないやつですね」

 

ロナード

「故障ならまだしも、欠陥品だとしたら問題だぜ」

 

リーヴ

「いろいろ無理を言って申し訳ありませんわ」

 

マードック工房長

「いや、被害が起こってからでは遅いからね」

「検証結果はギルドの各支部にも共有しよう」

 

ナハト

「よろしくお願いします」

 

マードック工房長

「何も起こらないのが一番いいんだが・・・

君たちも何かあったら中央工房に連絡しなさい」

 

ここで一旦終了です

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