暁の軌跡をやってみた221(ナハトの奮闘記Vol.5-ミレイユ編 その4)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

議員の息子(ドラ息子)の体験入隊が終了しました

ミレイユの指導(?)が よっぽど堪えたらしく

性格すら変わってしまった気もしますが

 

 タイトルが“奮戦記”になってました 修正しました

 



体験入隊は終了 帰って来ました

 

「翌日--

クロスベル市内・住宅街にて・・・」

 

背景は住宅街です

 

ミレイユ三尉

「ご子息の体験入隊、無事終了いたしました」

 

帝国派議員

「御苦労、ふむ・・・

見た目は特に変わりもないようだが・・・」

「で、どうなのだ・・・

少しはお前も勉強になったのか」

 

帝国派議員の顔グラ無しです

 

議員の息子

「うん、オレ・・・全然知らなかったんだね

自分がこれまで、どんなに恵まれていたのか・・・」

「本当に何も無い森の奥で、

死ぬ気になって訓練をやらせてもらって・・・」

「そしたら・・・たった1つの缶詰も、

信じられないほど旨かったし、有り難かった・・・」

「こんなこと、今までのオレだったら、

絶対に感じたり、気付くこともなかったはず・・・!」

 

帝国派議員

「なるほどな・・・

お前なりに、学ぶこともあったというわけか」

 

議員の息子

「それに、クロスベルに戻ってきた時・・・

オレはこの町のこと、“奇跡”みたいだなって思った」

 

ナハト

「“奇跡”・・・」

 

議員の息子

「何もかもがあって、何もかもが手に入る・・・

死ぬ思いをしなくたって、生きていける場所・・・」

「それを命懸けで、守ってくれる警備隊にも・・・

自然と、心の底から、尊敬の気持ちが湧いてきたよ」

 

ミレイユ三尉

「・・・・・・」

 

議員の息子は なんと警備隊員に・・・

 

議員の息子

「だからオレ--この奇跡みたいな

クロスベルのために、

警備隊員になら、なってもいいと思った!」

 

ナハト

「ええっ!」

 

ミレイユ三尉

「うそっ・・・!?」

 

帝国派議員

「なっ! 本当かそれは!?」

「ムムム・・・そこまでの教育効果が、

警備隊のカリキュラムにあるとは・・・」

「これなら警備隊上がりの、

議員2世を任せるのも夢ではないな!」

 

議員の息子

「ミレイユ三尉、ナハト、ありがとう!

また会いに来るからな!」

 

「議員の息子は習い立ての敬礼を見せ、

父親と共に去っていった」

 



想像以上の成果だった?

 

ナハト

「・・・俺達、夢でも

見てるんじゃないでしょうね」

 

ミレイユ三尉

「私も・・・同じことを考えていたわ・・・」

 

ナハト

「ミレイユさん、ここまでの影響を

最初から想定されてましたか」

 

ミレイユ三尉

「・・・まったく・・・

何が功を奏したのかしら?」

 

ナハト

「・・・うーん・・・俺はミレイユさんが、

訓練で妥協しなかったからだと思いますよ」

「アイツの価値観をぶっ壊すぐらい、

きつい訓練ばかりだったから・・・」

「クロスベルと、その街を守る警備隊の有り難さに、

アイツもやっと気付くことができたんですよ」

 

ミレイユ三尉

「それも要所要所でナハト君が

彼をサポートしてくれたおかげでしょうね」

「その保険が無ければ、

私だってあれだけのカリキュラムは作らなかったもの」

 

ナハト

「これから体験入隊もっと増えるんですかね・・・?」

 

ミレイユ三尉

「うっ、それはちょっと・・・」

「そうだ、体験入隊をもっと厳しくすれば・・・」

 

ナハト

「それはやめてあげてください!」

 

「かくして、体験入隊は、一抹の不安を残しつつも、

将来の隊員候補という成果をもたらして終了した」

 

これで、「ナハトの奮闘記Vol.5-ミレイユ編」は終了です

ナハトの奮闘記シリーズの中では、

結構面白い話だったと思います

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