暁の軌跡をやってみた198(絵空の記憶 IV その5)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

ナハトは異世界の中で、“現実”の紙芝居を見ました

これでやっと戻ることが出来たでしょうか

 



異世界から抜け出したようです

 

--港湾区--

 

ナハト

「・・・ん・・・」

「・・・もう、朝なのか・・・」

「・・・何回目、だっけ・・・」

「覚えてないな・・・」

「あれ? 俺、何でこんなとこに・・・」

「自分の家じゃないパターンか?」

 

「段々、意識が覚醒してくると

周りの音も耳に届くようになり」

「クロスベル市民の声や、ミシュラムへ向かう」

「定期便の音が聞こえ」

「港湾区にある屋台市からは、

香ばしいにおいが漂ってきた」

 

ナハト

「これって・・・」

「俺・・・帰ってきたのか?」

「元の・・・現実の世界に」

 

「当たり前の景色であるはずなのに

どこか懐かしく感じていると」

「クリスマスツリーがライトアップされた」

 

背景は昼間だけど!

 

ナハト

「おお・・・!」

「あ、そういえば、俺は仕事から帰る途中で

ここにきて、それから・・・」

「う゛ッ! 頭いってぇ!

そして寒い!!」

「くそっ どうして肝心な部分だけは

思い出すことができないんだ・・・」

 

“現実”のクロエの登場です

 

???

「・・・トー! おーい!」

 

ナハト

「ん?」

 

「声はナハトの後ろから聞こえた」

 

ナハト

「あ・・・」

 

クロエ

「おーい! ナハトー!

やっぱりナハトですねー!!」

「そんなとこで何してるんですかー!」

 

ナハト

「クロエ・・・」

 

「元気いっぱいに駆け寄ってきたクロエの頬を

ナハトは強めにつまむ」

 

クロエ

「うふぇ! ひょっひょ!

いひはひ、はひふふんひぇふふぁ!!」

 

ナハト

「お前、“準遊撃士”の

クロエ・バーネットだよな!?」

 

クロエ

「ふぇ? ふぉふふぇふふぇふぉ」

 

ナハト

「ああ悪い つまみっぱなしだった

もう一回頼む」

 

クロエ

「もお! 痛いですよ!

確かに私は、今は“準遊撃士”のクロエですが」

「ゆくゆくは世界最強のS級遊撃士に--」

 

ナハト

「わかったわかった

お前は本物だ」

 

クロエ

「本物? なんのことです?」

 

ナハト

「いや、こっちの話だ」

 

クロエ

「むう~ ナハト、少し顔色も変ですし

風邪引いたんじゃないですか?」

「それとも何かここであったんですか?」

 

ナハト

「もう大丈夫なんだ」

「“ココでは、何もなかった”から」

 

いや、この事件は報告したほうがいいんじゃない?

 

クロエ

「んん~? とても怪しいですね~」

「ああ! もしかしてナハト!

このツリーの前で秘密の逢瀬(おうせ)を!?」

 

逢瀬って難しい言葉を使いますね

 

ナハト

「いや、してないから

(リーヴにも同じこと言われたような)」

 

リーヴも登場 もちろん“現実”のリーヴ

 

リーヴ

「ちょっとあんたたち、騒がしいわよ!」

 

クロエ

「あっ! リーヴさん!」

 

ナハト

「何だよおまえ、また来たのか」

 

リーヴ

「またとは何よ!

息抜きは大切でしょ」

「って、ずっといたの?

ある意味凄いわ・・・」

 

ナハト

「ん?」

 

ロナードも登場 試験班が揃いました

 

ロナード

「おいおい、お前ら・・・ ちょっとは

ムードってもんを考えたらどうだい?」

 

リーヴ

「今度はなんちゃって警官かしら」

 

ロナード

「なんちゃってじゃねえよ!

ほら、周りをみてみろって」

 

リーヴ

「あらあら、随分と幸せそうだこと」

 

ロナード

「ふっ お子ちゃま社長には

まだ大人のクリスマスは刺激が強いだろうがな」

 

リーヴ

「殴るわよ」

 

画面が揺れます

 

クロエ

「あーっ! ロナードさん、その小包は

もしやもしやもしや!!」

 

ロナード

「な、なんでもねえよ、これは!」

 

リーヴ

「ふふ~ん 一体誰への贈り物なのかしら~?」

「気になるわよね~ ナハト」

 

ナハト

「えっ? そうだな」

 

ロナード

「おいおい、お前までやめてくれよ!」

 

また画面が揺れます

 

クロエ

「あーっ!!」

 

ナハト

「今度は何だよ」

 

リーヴ

「騒がしいわね、まったく」

 

クロエが差し入れ?

 

クロエ

「皆さん、お腹空いてませんか!」

 

ナハト

「唐突だな・・・」

 

クロエ

「今日、ミシェルさんのおつかいのあと、

ちょっぴりおこづかいをいただいたんです!」

「お仕事帰りに龍老飯店からすごく

いい匂いがしたので寄ってみたら」

「じゃじゃーん! この超特大肉まんが

1個限定で売ってたんですよ!」

 

ロナード

「こいつは、でかいな」

 

ナハト

「よく買う気になったな、これ」

 

クロエ

「だって1個限定ですよ!

買わなきゃもったいないです!」

「せっかくなので4人で分けて食べませんか?」

 

リーヴ

「ええ~、私はこれからパーティーが--」

 

ナハト

「待て、リーヴ

みんなで一緒に食べないか・・・?」

 

ロナード

「お? ナハトがそんな事言うなんて

珍しいな」

 

リーヴ

「ほんとよね 裏があるんじゃないかと

疑うわ」

 

クロエ

「まあまあみなさん!

ナハトもこういってますし!」

「4人で食べれば4倍美味しくなりますから!」

「では、はい! これはリーヴさんの分!」

 

リーヴ

「あ、ありがと」

 

クロエ

「こっちは、ロナードさん!」

 

ロナード

「おう、いただくぜ」

 

クロエ

「最後に、ナハトの分です!

どうぞ!!」

 

ナハト

「俺のだけでかくないか?」

 

クロエ

「そうですかね?」

 

リーヴ

「逆に私のは小さい気がするんだけど」

 

ロナード

「ほほぉ、ご不満かい? なら

お兄さんが交換--」

 

「バキッ!」

 

ロナード

「うおお~、効くねぇ~」

 

クロエ

「お2人は兄妹みたいに仲良しさんですね

では、ベンチに座っていただきましょう!」

 

さっきまでは 兄妹でしたね・・・

 

「目の前を、粉雪が舞い降りる」

 

クリスマスといえば雪(まだ23日だっけ?)

 

クロエ

「あ、雪・・・!

今夜は降るんでしょうか」

 

ロナード

「こりゃー積もるかもしれないな」

 

リーヴ

「ゲッ・・・こっちは、明日も

朝からスケジュールが詰まってるのよ」

 

ロナード

「いやいや、それは俺も同じなワケで」

 

クロエ

「ええー・・・ 私、たくさん積もったら

皆で雪ダルマとか作りたいですー!」

 

リーヴ

「だーかーらー、私は

“とっても”忙しいんだってば」

 

クロエ

「えっと・・・でも、今・・・

サボってますよね?」

 

リーヴ

「うぐっ・・・」

 

ロナード

「これは、一本とられたな」

 

リーヴ

「ま、時間があれば・・・ね」

 

クロエ

「ふふっ(音符) 今年は、

ホワイトクリスマスになりそうですね!」

「皆さんが素敵な気持ちで迎えられるように

明日も頑張りますよぉおおお!」

 

ナハト

「ああ」

 

「寒空の下、ツリーの電飾に照らされながら」

「分け合った肉まんを頬張る試験班の4人を

遠くから見つめる青年の姿があった」

 



騒動の張本人登場

 

紙芝居師登場 カンパネルラの顔グラです

 

紙芝居師

「ふーん 今のキミは

1人じゃなかったってことだ」

 

「--パチン--」

 

衣装が戻るがあまり変わらない

 

<道化師>カンパネルラ

「・・・ま、

精々がんばってよ」

 

「彼らに微かな“光”をみた

<道化師>カンパネルラは--」

「不敵な笑みを浮かべて

クロスベルを去っていった--」

 

これで、サブクエスト「絵空の記憶 IV」 は終了です

 

壮大なイベントだったと思いますが、

解決までの全てが、カンパネルラの さじ加減ってのが

気になりました

 

カンパネルラの性格上、答えを用意していても

面白かったんじゃないかな、と思います

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