暁の軌跡をやってみた189(絵空の記憶 III その2)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

ナハトは今、異世界にいます

見た目はクロスベルですが、みんなナハトのことを

知らないという世界です

 

(どういうわけか) ロナードが この世界について

教えてくれてます

 



港湾区でロナードとの会話が続きます

 

ロナード

「どうかしたか?

また難しい顔になってるぜ」

 

ナハト

「いや・・・まだいろいろ分からなくて」

「遊撃士のみんなも、

残っているのはクロエだけなのか?」

 

ロナード

「クロスベル支部にはな 遊撃士の仕事も

街の便利屋程度に落ち着いてるし」

「クロエさんがS級に昇格したのを機に

ヴェンツェルさんやエオリアさんたちは」

「余所の支部に行ったきりになっちまったよ」

「元気にしてるといいんだが」

 

この世界ではクロエはS級遊撃士です

 

ナハト

「・・・クロエは本当にS級遊撃士なのか?」

 

ロナード

「おうよ すげ~んだぜ、あの人!

何でも1人でこなしちまうんだ」

「たとえどんなに忙しくても

疲れた表情なんて一切見せず」

「追加の依頼だって笑顔で引き受けてくれる」

 

これって、現実のクロエと真逆ですね

 

ロナード

「あの人がS級遊撃士になって、

クロスベルの街を走り回ってくれているおかげで」

「より確かな“平和”が築かれたといっても

過言じゃないな」

 

ナハト

「・・・・・・」

 

ロナード

「おい、またぼーっとしてるぞ」

 

ナハト

「悪い 少し、1人にしてくれるか」

 

ロナード

「それは別に構わんが、

帰る場所とかあるのか? ミラは?」

 

ナハト

「家は近所なんだ ミラも手持ちが少しある」

「あんたから聞いたことを、しばらくここで

考えたいんだ」

 

ロナード

「そうかい

まあ、焦ったって仕方ねえしな」

「大丈夫だ お前さんの記憶はちゃんと

元通りになるさ」

 

ロナードはメゾンイメルダに住んでいます

 

ロナード

「もし困ったりしたらいつでも

旧市街にある“メゾンイメルダ”に来い」

「少々狭いが、自慢の嫁さんと愛しい妹と

3人で暮らしているんだ」

「お前さんなら歓迎するぜ?」

 

ナハト

「・・・ああ、ありがとう」

 

ロナード

「じゃ、俺は妹を迎えにでも行くかね

あいつ、泣きべそかいてそうだし・・・」

 

ナハト

「そうだな

はやく行ってやれよ」

 

ロナード

「分かった」

 

「ロナードはしばらく歩いてふと立ち止まり、

ナハトの方へと振り返った」

 

ロナード

「そういや、お前さんの名前、

もう一度聞いといていいか?」

 

ナハト

「俺は、ナハト・ヴァイスだ ロナード」

 

ロナード

「OK 覚えておくよ、ナハト」

 

「それだけを言うと、ロナードは東通りに向き直り

歩いていった」

 

ナハトは 考えを整理しようとしますが・・・

 

ナハト

「・・・“人守神様”

“平和”、“争いのない世界”・・・」

 

ナハトは澄み切った青空を見上げた

 

ナハト

「“空から降りてきた神様は

世界中の争いを無くしてしまった”」

「--そんな御伽話みたいなこと・・・」

 

「その時、ナハトの脳内に

ノイズのかかった声が断片的に聞こえた」

 



ナハトに異変?

 

ナハト

「くっ・・・!!」

 

背景が真っ暗になります

 

謎の声

「・・・ウ・・・イハ、

・・・キ・・・カ・・・?」

 

背景が戻り、港湾区です

 

ナハト

「何だ!?・・・頭の中で・・・声が・・・」

 

「響き続ける声、割れるような頭の痛みが

ナハトを襲う」

「瞬きする度に、今日の出来事が

フラッシュバックしていった」

「その記憶の狭間に、

ナハトは見る--」

「“紙芝居”を読む青年の姿を」

 

カンパネルラですね

 

ナハト

「お前は--」

 

謎の声

「・・・ウ・・・イハ、

・・・キ・・・カ・・・?」

 

「ナハトは座っていることもままならず、

冷たい地面に倒れこむ」

 

謎の声

「・・・ウ・・・イハ、

・・・キ・・・カ・・・?」

 

ナハト

「やめろ・・・ッ」

 

謎の声

「・・・ウ・・・イハ、

・・・キ・・・カ・・・?」

 

ナハト

「やめて・・・くれ・・・っ」

「おれが、のぞむのは・・・」

 

背景が真っ暗になります

 

「--パチン」

 

「ナハトの意識はそこで途絶え、

静かな波の音だけが港に居座る」

「空の一番高い場所まで昇っていた太陽は

少しずつ、元の軌道を辿って沈んでいった--」

 

ここで一旦終了です

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