暁の軌跡をやってみた180(絵空の記憶 I その5)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

クリスマスイヴの前日、仕事を終えたナハトは

すぐに帰宅せず、港湾区のツリーを見ていました

 

その後 帰ろうとするのですが・・・

 



まだ港湾区にいます

 

「家路につくため振り返ったそのとき、」

「見慣れない格好をした青年がベンチに座り

“紙芝居”を披露する様子がナハトの目に留まった」

 

「観客は誰もおらず、青年は1人で淡々と

物語を進めていく」

 

カンパネルラ登場! 顔グラ付きです

 

どうやらカンパネルラが 紙芝居をしています

 

紙芝居師

「むかしむかし、あるところに

見目麗しきお姫様と」

「そのお姫様を

愛してやまない王子様がいました」

「2人はお互いに愛し合い、逢瀬(おうせ)の終わりには

いつもこんな願いを口にしていました」

「“夢の世界でもあなたに会いたい”」

「そんなささやかな願いを

女神(エイドス)は叶えてくださいました」

 

ナハト

「(クロエが好きそうなおとぎ話だな

今度あいつに教えてやるか)」

 

「ナハトは特に紙芝居の内容に興味を示さず、

その場を立ち去ろうとした」

「その時--」

 

画面が突然揺れます

 

紙芝居師

「ああ! いかないで王子様!!

私の夢の世界に置いていかないで!!」

 

ナハト

「な、なんだ!?」

 

紙芝居師

「私を・・・おいていかないでください・・・」

「王子・・・さま・・・」

「なんとお姫様はひとり、

夢の中に閉じ込められてしまったのです」

 

ナハト

「(びっくりした・・・

紙芝居の内容だったのか)」

 

紙芝居師

「お姫様は夢の世界でずっと待ち続けました

再び王子様が現れることを、来る日も来る日も」

「けれど、王子様は現れません

それでもお姫様は毎日、世界を走り回り」

「王子様の名を呼び、一日が終わるころには

女神へ祈りを捧げました」

「“女神様、女神様 どうか・・・

どうかもう一度、あの人に会わせてください”」

 

ナハト

「(・・・何か、暗い感じの話だな)」

 

紙芝居師

「お姫様のたったひとつの願い事は、

叶えられることなく、時間だけが過ぎていきました」

「いつしか世界を走ることも、

王子様の名前を呼ぶこともやめたお姫様は」

「動かない空ばかりをみつめました」

 

背景が変わり 真っ暗に

 

紙芝居師

「動かない」

「空ばかりを」

「みつめました」

 



ナハトは 何らかの術にかかります

 

背景が戻り 港湾区です

 

ナハト

「・・・あれ?

今・・・声が・・・頭の中で・・・」

 

「頭の中で、紙芝居師の声が

鳴り響くような感覚に襲われた瞬間」

「ひどい激痛が走り、ナハトは

頭を抱えてよろめき始めた」

 

ナハト

「ぐっ・・・うぅっ・・・」

 

「だが、そんなナハトを気にする様子もなく

紙芝居師は物語を進めていく」

 

紙芝居師

「お姫様が閉じ込められてから

途方もない月日が流れました」

「年を取ることもなく、何もかもが変わらない

世界にある日、雪が降りました」

「そのあまりにも幻想的な光景に

お姫様は、涙を流しました」

「溢れる涙は止めようもなく、

お姫様の頬を伝い、地に落ちていきます」

 

ナハト

「くっ・・・や、やめろ・・・」

 

紙芝居師

「やがて、雪はお姫様の体全てを包んでいき

お姫様の視界が失われかけたそのとき」

 

ナハト

「っ・・・」

 

「ナハトは激痛に耐えられず、

その場に崩れてしまう」

 

ナハト

「はあ・・・はあ・・・何が、

どうなって・・・」

 

「そして--」

「“彼”の声だけが、

ナハトの脳内に響き渡っていった」

 

また背景が変わり 真っ暗に

 

紙芝居師

「お姫様は夢の世界の終わりに

愛する王子様の姿をみつけたのでした」

「--おしまい」

 

ここで、一旦終了です

 

カンパネルラの仕業で、なにか起きるようです・・・

紙芝居の内容が重要なのかな?

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