暁の軌跡をやってみた104(エルフェンテック社の危機(3) その5)

ストーリーのネタバレをしていますので ご注意を

 

ドノバン警部には、ジェローム社について 調べてもらうことになりました

 



ナハト達は IBCに来ました

 

背景からすると 1階にいるのかな

 

クロエ

「あっ、提案なんですけど・・・もう一度

“エルフェンテック”の口座を調べてみませんか?」

 

なるほど・・・ 引き出したのが サーシャ本人かどうかとか・・・

 

クロエ

「もしかしたらサーシャさんが、何か

手がかりを残してるかもしれないですよ?」

 

ナハト

「口座の情報か・・・

やってみる価値はありそうだな」

 

リーヴ

「そうね・・・さっきはとっさのことだったし、

私も隅から隅まではチェックしてなかったわ」

 

エルフェンテックの口座を調べます

 

「リーヴは受付のランフィに事情を話し、

“エルフェンテック”社の口座を調べてもらった」

「すると-サーシャが行なったという

預金の移動に関して、思わぬ事実が判明した」

 

リーヴ

「株や有価証券だけじゃなく

顧客のミラも、そっくり残っているですって!?」

 

受付嬢ランフィ

「はい サーシャさんが移動したのは、

あくまでも投資信託の運用利益だけのようですね」

 

なぜ利益だけってわかる?

いくら銀行屋でも、そこまでは わからないでしょう!

 

受付嬢ランフィ

「つまり、元本となる顧客から預かったミラは、

手付かずの状態で口座に保管されています」

 

ロナード

「・・・ということは、利殖で稼いだ分だけ盗られて、

実質プラマイゼロなわけか?」

「だったら、預かってるミラを顧客に返せば・・・

負債も無いし、出直すのも難しくないってことだよな」

 

ナハト

「よくわからんが、一文無しにはなったものの、

借金までは背負わずにすんだ・・・ってことか?」

 

クロエ

「はい、だいたいそんな感じです!」

 

受付嬢ランフィ

「リーヴさん、不幸中の幸いでしたね」

 



やはり、持ち逃げした疑いは 薄くなったようです

 

ナハト

「・・・」

 

クロエ

「どうしました、ナハト?

また私がズバッと解説しましょうか・・・?」

 

ナハト

「いや、その必要はないな」

「いくら俺が経済のゴチャゴチャした話が疎くても、

これがおかしな事態だってことぐらい分かる」

 

クロエ

「おかしな、事態・・・?」

 

ナハト

「だってそうだろ?泥棒が被害者に同情して、

せっかくの大金を残していくなんてあるか?」

 

クロエ

「た、確かに・・・!」

 

ロナード

「・・・そんな良心的な泥棒、

少なくとも俺は見たことないな」

 

リーヴ

「そうね・・・私もそこが引っ掛かったわ・・・」

「サーシャ先生が“悪人”で、

本気でミラを狙ったのなら-」

「こんな中途半端な残し方なんてしない

根こそぎ持って行ったはずだわ」

 

それはどうだろう・・・リーヴに迷惑がかからない程度って考え方も

 

ナハト

「だろ?だからハッキリ言わせてもらうぜ

この事件をただの横領や窃盗で片付けるのは早い」

「きっとサーシャさんは、何か理由があって、

ミラを口座から移さざるを得なかったんだ」

 

クロエ

「サーシャさん冤罪説が

さらに有力になりましたね」

 

この時点では なんとも言えないのでは?

会社のミラを持ち出した理由は 判明していないし

 

ナハト

「ああ、俺もそう考えている

この事件、最初の印象より根が深そうだな」

 

クロエ

「むぅぅぅ・・・こうなると、ますます

サーシャさんの目論見が気になりますね・・・」

 

ですよね

 

ロナード

「どうだ、少しホッとしたんじゃないのか」

 

リーヴ

「ええ・・・

でも、先生に直接聞かなくちゃ、まだ・・・」

 

ここで一旦終了です

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